詐欺師との出会い
夫と詐欺師との出会いは、5〜6年前。
夫は建設業を営んでいて、相手は不動産会社の従業員として現場仕事で出会ったそうです。
最初は仕事を振り分けてもらう関係だったと聞いています。
そこからしばらく月日が流れ、ある日突然その人が我が家に来て言ったそうです。
「300万貸してくれ。貸してくれないと帰れない。」
私はその時、そんな話があることすら知りませんでした。
ですが夫は、その場で現金300万円を手渡しで貸してしまったそうです。
今思えば、この時点でかなりおかしい話ですよね。
それでも夫は「仕事で世話になっている人だから」と信用してしまったようです。
その後も何度かやり取りがあったようですが、私は何も知らないまま時間が過ぎていきました。
そして次に持ちかけられたのが「株」の話でした。
「会社の株がある。投資してくれれば配当が出る。役員報酬もある。」
そんな話だったそうです。
そして実際に、最初は配当や役員報酬が支払われていました。
今思えば、これが完全に信用させるための仕組みだったんだと思います。
そこから何度も株の話を持ちかけられ、夫はどんどん信用してしまい、お金を渡してしまいました。
そして次に持ちかけられたのが、不動産投資の話。
「この土地を買えば家賃がこれだけ入ってくる」
そんな話でした。
夫はもう完全に信用している状態。
……もうお分かりですよね。
はい。また現金手渡しです。
この令和の時代に、です。
冷静に考えればあり得ないことを、どんどんやってしまっていたんです。
そして気づいた時には──
被害額は 3億円 というとんでもない金額になっていました。
自分の範囲を超え、娘たちのために貯金していたお金。
そして、私の貯金まで。
すべてが使われてしまっていました。
この事実を知った時、私は言葉を失いました。
そして今現在、夫はかなり落ち込んでいます。
次回、詐欺師について書いていこうと思います。

